|第44 回全日本光沢化工紙全国大会
 ㈱印刷出版研究所『印刷新報』2019 年10 月3 日付
  第44 回全日本光沢化工紙全国大会
  後加工の力で業界発展へ
  災害対策への意識高める より抜粋

 全日本光沢化工紙協同組合連合会(鶴田和也会長)は9 月27 日、第44 回全日本光沢化工紙全国大会を三重・長島温泉のホテル花水木で開いた。令和時代へ第一歩を踏み出した今大会では組合員、来賓、関連業界から約60 名が参加。情報交換とともに、業界の発展に向けて結束を強めた。
 大会式典は、大会主管の中部光沢化工紙協同組合理事長の古田敦大会実行委員会実行委員長の開会あいさつで始まり、「これだけ多くの組合員、関連業者が一堂に介する機会は、2 年に一度の全国大会の場しかない。本日は光沢化工紙業界、今後のわれわれの事業について大いに意見交換し、有意義な大会にしたい」と述べた。
 来賓紹介の後、全日本光沢の鶴田会長があいさつし、大阪北部地震や西日本豪雨、台風15 号など、昨年来相次いで起こっている自然災害について触れ、「中小企業が災害対応力を高めることは喫緊の課題」と指摘。
 「本日は防災研究の第一人者、名古屋大学の福和伸夫教授によるBCP(事業継続計画)に関する講演がある。時宜を得たテーマだ」と述べ、組会員の防災意識の高まりに期待を示した。
 「今後も光沢加工の枠にとらわれず、スクリーン印刷などの特殊印刷、箔押、抜きスジ加工、紙器加工など印刷物の付加価値を高める後加工全般の技術を担うことのできる団体として、業界の発展に努めていきたい」と抱負を述べた。
 来賓祝辞では、日本印刷産業連合会の杉村亥一郎専務理事が「日印産連ではSDGs(持続可能な開発目標)の考え方を基本に活動を展開している。中でも地方創生は重要なテーマの一つだ。全国の光沢化工紙の組合員が顧客と築き上げた信頼関係の下、後加工の高い専門技術を駆使し、各地域の発展に貢献されていることに敬意を表する。鶴田会長のリーダーシップの下、活発な活動を実践し、さらに発展することを期待する」と述べた。
 続いて、大会宣言「全日本光沢化工紙業界は、専門業界として長年培った技術ノウハウを堅持しつつ、技術改革に取り組み新たな市場のニーズに挑戦し、令和時代へ第1歩を踏み出すことをここに宣言する」と、大会スローガン「我々は、自らの業態変革を目指し、あらゆる逆境を乗り越える術を身に付け新しい時代にチャレンジしていこう」を読み上げ、拍手で採択された。 
 前回大会主管の関西光沢化工紙協同組合・髙見正行理事長が謝辞を述べた後、次回大会主管の関東特殊加工協同組合・堀知文副理事長があいさつ。次回大会は2021 年10 月1 日( 金)、東北・仙台での開催を計画していると説明した。

■基調講演
 中小企業におけるBCP 対策について
  名古屋大学教授・減災連携研究センター長 福和伸夫氏

 第二部の基調講演は、名古屋大学教授・減災連携研究センター長の福和伸夫氏が「中小企業におけるBCP 対策について」をテーマに行った。
 福和氏は「都会の便利さの裏には多くの危険がある。今回の台風15 号による千葉の長期停電と断水は、都市の脆弱さを露呈した」と、首都への一極集中に警鐘を鳴らした。
 そのうえで、「この中でBCP を策定している会社は何社あるだろうか。災害の危険を知り、自分の弱さを知れば、乗り越えることはできる。“ 彼を知り己を知れば百戦殆うからず” である」と災害への心構えと対策の必要性を訴えた。
          ㈱印刷出版研究所『印刷新報』2019 年10 月3 日付

■懇親会

■第44回全日本光沢化工紙全国大会ご参加のお礼
 中部光沢化工紙
 協同組合理事長
 大会実行委員長
 古田 敦

 去る9 月27 日に開催された第44回全日本光沢化工紙全国大会に、全国各地より組合員はもとより、多数の関連業界の方々、報道関係の方々にお集まりいただき盛大に開催できましたことに対し、大会実行委員長として厚くお礼申し上げます。
開催地に選びました「ナガシマリゾート」は、ご案内のように中部地区では屈指のリゾート地であります。ご参加の皆様には、大会期間中を通じて大いにご満足いただけたと自負している所でございます。
 基調講演では、防災研究の第一人者で名古屋大学教授である福和伸夫先生に「中小企業におけるBCP対策について」と題して講演をいただきましたが、過去の多くの災害が社会、文化そして政治に対していかに影響を与えてきたかという、これまでの講演とは切り口の違う、印象深い講演内容であり、受講者全員が興味深く清聴していたのが印象的でした。大会後の懇親会においても、「今までに聞いたことのない、大変参考になる面白い話が聞けた。」という感想も多数いただきました。
 昨年は災害の多い年といわれていますが、今年もこれまでに経験のない大型台風による甚大な被害が発生しております。講演から学んだ、人命を守り、企業を継承するために事前対策がいかに重要であるか大いに考えさせられました。今できる対策をすぐに始めることが大事だと改めて考えております。
 講演をいただいた後、半月もたたずにこれまでにない大型の台風19号が日本列島に上陸し甚大な被害を与えてしまいました。台風19号により被害を被った方々に対しては、心よりお見舞い申し上げます。
 次回は第45回目を迎える全国大会ですが、多くの方々と情報、意見を交換し、懇親を深める機会としてこの全国大会が末永く続くことを祈念してお礼のご挨拶とさせていただきます。誠にありがとうございました。

■第2回全日本光沢化工紙協同組合連合会懇親ゴルフコンペ

 全国大会の翌日、9月28日(土)にナガシマカントリークラブにて「第2回全日本光沢化工紙協同組合連合会懇親ゴルフコンペ」が開催された。8 組30 名の参加となった。
各傘下団体の理事長の始球式で開始となり、当日の天候は曇りで涼しく快適にプレーすることができた。
優勝は長谷川太一氏(関東)、ベスグロ賞は中澤康樹氏(関西)。