第50 回全日本光沢化工紙協同組合連合会通常総会

鶴田会長より開会に際し、「平成28年度事業が終了し、本日第50期通常総会の開催ができますことは、
会員皆様のご協力のお陰と深く感謝申し上げます。
出版、印刷業界の減少傾向を受けて、組合員の減少化が年々深刻化しておりますが、東京都光沢化工紙協同組合が19日の総会において7月1日より関東特殊加工協同組合に名称変更すると発表させていただきました。このことは光沢化工という枠を取り払い、印刷物の後加工全般を担う組合への第一歩と考えております。特殊印刷や光沢と箔押という表面加工、抜きスジ加工や紙器加工は印刷物の付加価値を高める装飾技術として印刷業界にはなくてはならないものであります。
また年々高まるお客様のニーズ、新技術や機械、素材の進歩に応えていくには、加工業者が幅広く連携し情報を共有していく場が必要になります。発足と同時に約20社の箔押しのメンバーを新しく迎えることとなっており、各々光沢部会、箔押部会として活動しながら、連携、協力関係を構築、発展させていく事となります。
さらに東京都内の事業者にとどまらず埼玉県、神奈川県等、関東首都圏全域の業界ネットワークを拡大していくために、今回東京都から関東へ変更しました。もともと全日本光沢化工紙協同組合連合会の組織は関西、中部でありますので、東京都より関東こそがふさわしいと考えております。
今後、後加工に携わる企業に広く参加を呼びかけ、デジタル印刷などの技術革新に対応するべく、より密接な連合体制を全国レベルで構築する必要があります。印刷産業に貢献する更なるサービスの向上をめざしていきたいと思っております。
昨年は10月に広島、江田島海軍兵学校、呉の大和ミュージアムへ旅行を行いました。皆様にご参加いただき有難うございました。
今年は関西光沢が主管となり、9月に全国大会を大分別府温泉で開催する予定であります。今回で第43回の全国大会となります。全国からの組合員が集まり、印刷業界の今後の動向や業界や会員企業の目指すものなどの情報交換の場になるような大会を目指したいと思います。本日ご参集の皆様が中心となって、業界発展のために是非ともお力を発揮していただきたいと思います。